ホタルの時期がやってきた!ホタルの見頃と種類による違いをご紹介!
割と今でも虫捕りとか行きます。
どうも、さこっちゃんです。
季節は巡り、今年ももうすぐ
ホタルが観れる季節がやってきます。
基本的には6月頃に見れる場所の多いホタルですが
なぜか毎年勘違いして7月頃に検索して
「お、終わってる…だと…!?」
となることが多いです(笑)
今日はそんなホタルの種類や
光る時期などまとめてみました。
これで貴方ももうホタルを見逃さない!!
※虫の画像があるため、苦手な方はお気を付けください。
ホタルとは
熱帯から温帯の雨が多い地域に生息しており
世界全体で約2000種もの種類が存在します。
種類によって生態も様々であり
水生や陸生の違い
光らないもの、飛べないものなど幅が広い。
日本では毎年初夏になると放流などもされ
観賞することが季節行事となっていますが
台湾などの国でも同じようにその光を愛でる観光行事が
行われているようです。
ホタルの種類(国内)
日本ではゲンジボタルが特に親しまれていて
ホタルの中でも代表的な種と思われがちですが
実際にはヘイケボタルやヒメボタルなどの
沢山の種が存在しています。
日本国内だけでも約40種が確認されていますが
元々熱帯の地域に生息するだけに
沖縄などの温かい地域により多く分布しています。
ゲンジボタル
日本で「ホタル」と言って想像されるのは
ほぼこのゲンジボタルと言って良いほど
とても親しまれているホタルです。
体長はオスが1.5cm程度で、メスは2cm程度と
日本に住む他のホタルなどと比べると比較的大型です。
黒い身体に前胸部の左右がピンク色をしており
わかりやすい特徴として、ピンクの部分に
黒い十字架のような模様があります。
お尻の部分に発光する器官をもっており
メスよりもオスの方が発光する部分が多いです。
北海道以外の日本各地の
水がきれいな川で見ることができます。
夜行性で5月から6月にかけて飛び回ります。
成虫の期間は2~3週間と短く
その分密集して発生するため、
幻想的な光景を楽しむことができます。
ヘイケボタル
ゲンジボタルに次いで知られているのは
ヘイケボタルでしょう。
ピンクの前胸部に一本の黒い線が入っており
ゲンジボタルと比べると少し小型で約1cm前後。
多少ならば川の汚染にも耐える強さがあります。
生息域も少し違いがあり
水田などの止水域によく見られます。
こちらのヘイケボタルも夜行性で
光の点滅速度が速く、光だけでも
ゲンジボタルとの見分けが可能です。
夜行性ですが、成虫が発生する期間が
5月頃から9月頃までバラけており
一つの地域でもそれほど
密度がたかくなることはありません。
河川と水田が近くに存在するような場所では
ヘイケとゲンジが同時に見られることもありますよ。
ちなみに名前の由来は
ゲンジボタルとの対比で決められたと言われています。
ヒメボタル
ヒメボタルはヘイケボタルよりも更に一回りほど小さく
体長は7mm程度で陸に棲むホタルです。
全体的な形はゲンジボタルやヘイケボタルと同じですが
前胸部に線が入っておらず、頭に近い部分が黒ずんでいます。
オスの方が大きく、メスはオスに比べて太っており
後翅も退化してしまっているので
飛ぶことができません。
主に森林や草地に生息しているため
川辺や水田に住む他の種と比べると
人目につきにくい場所が多いため
見かけるのが難しいです。
また、メスが飛べないこともあり
同じヒメボタルでも、地域によって
個体差が激しいことも特徴です。
そういった事情もあり
発生期間も地域によってかなり差があります。
大体は5月下旬から7月頃までの間の
一定期間に発生します。
光の色も黄金色に近い光で非常に美しいです。
その他のホタル
南西諸島などに広く分布するマドボタルや
姿は一般的にイメージするホタルと変わらないものの
昼行性でほとんど発光しないオバボタルなどがいます。
発光
ホタルと言えばその「光」ですよね。
光を放つリズムや
飛び方などに種ごとの差異があります。
ホタルが発光する能力を得たのには
複数の説がありますが
夜行性の種類では交尾へのアプローチなどで
使用されているため
「交尾のために得た」という説が有力です。
ホタルはその身体に発光器官をもっています。
発光している物質はルシフェリンと呼ばれており
ルシフェラーゼという酵素とATP(アデノシン三リン酸)という
化合物が反応することで発光します。
このホタルの発光は電気によって作る光と比較した場合
非常に効率が高いため熱をほとんど出さないため
「冷光」と呼ばれています。
なのでホタルを触って火傷した、なんてことはありませんよ。
ホタルを鑑賞しやすい条件
良い条件 | 悪い条件 | |
曇っている(月が隠れている) | 雨が降っている | |
湿度が高く蒸し暑い | 冷え込んでいる | |
8~9時頃 | 風が強い |
※ゲンジボタル・ヘイケボタルを基準としています。
折角ホタルを見に行ったのに
全然飛んでいなかった・・・
そんな経験をしたことのある方も多いと思います。
ホタルも生き物ですから、好む気象があります。
月や星明りで明るいと自分の光が目立ちませんし
寒い日や風の強い日は飛びながら光る
ホタルにとっては好ましくありません。
雨が降る日も同様ですね。
こういったホタルの特性を知って
最高の環境で視界一面に光る
幻想的な風景を見たい物ですね。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
初夏の訪れとともにやってくるホタルの季節。
今までよりも少しだけホタルに詳しくなって
ゲンジ、ヘイケ、ヒメといった種類の違いを感じたり
今までよりも良いシチュエーションで
楽しみたいものです。
僕も今年はヒメボタルを見に
少しばかり遠出してみるつもりです!
ではでは。
さこっちゃんでした。
一度は行きたい!全国各地の日本三大シリーズを訪れて日本を知ろう!!
桜の種類を知ればお花見がより楽しめるぞ!!
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