使い込むほど味が出る!!奥深い革の種類と手入れ法など紹介するぞ!!
自分色に染まっていく、という嬉しさ。
どうも、さこっちゃんです。
突然ですが、僕は『革製品』がとても好きです。
大切に使い込めば、何年も長持ちしてくれ
風合いがましていき
自分と一緒に過ごしてきた
歴史を感じさせてくれるからです。
好きが高じて、知り合いの人のお店
を間借りして自分で
革のクラッチバッグとか
クッションなんかをつくる程度には好きです。
そんな革の魅力を少しでも
お伝えしたいと思います!
革とは
皮膚である『皮』は、動物の体からはいだ状態のままでは
腐ったり劣化してしまいます。
これを”鞣し(なめし)”という技術で加工した物が
『革』となるわけです。
なめしとは、腐敗したり
水分が抜けて硬くなってしまう『皮』に
なめし剤を結合させることで
劣化を抑えながら素材としての柔らかさや
強度を持った「革」という状態に変化させることです。
革というと、インディアンなどがイメージに
出てきて、どうしても海外が主流だと
感じてしまいますが
実はこのなめしという加工は
国内でも盛んに行われています。
革の種類
一言に革と言っても
牛、豚、馬、山羊、羊、鹿、鰐、蛇
などといった具合にたくさんの種類があります。
牛
もっとも昔から利用され、今でも最大の流通数を誇ります。
育成度合や性別などによって様々な名称がつけられています。
カーフ
生後6カ月以内の仔牛の革で
柔らかく表面のキメが細かい最高級素材。
キップ
生後6カ月から2年までの中牛の革のこと。
カーフに比べて滑らかさは劣るものの
革が厚く強度があるので、汎用性が高く高級品。
ステア
生後3カ月~6カ月の間に去勢され
生後2年以上を経たオスの牛の革。
厚みが均一で傷が少なく流通量も多く
牛革の中で最もポピュラーです。
カウ
生後2年以上で、出産経験のあるメスの牛の革。
キップとステアのほぼ中間の厚さや強度をもっています。
成牛なので、大きな面の革が取れるので
大型の鞄やジャケットなどに使われることが多いです。
ブル
生後3年以上の繁殖用のオスの牛の革。
革が硬くて丈夫な反面
革表面のキメが粗く、傷が多いののが特徴です。
さらに、牛一頭から取れる革でも
その部位によってバッグや財布、内張用など
といった風に使い方も分けられます。
豚
豚革 は、牛革の次に多く使われている革素材です。
牛革と比べ薄くて軽く、摩擦にも強く
耐久性があり、通気性が良いのが特徴です。
実は豚皮の生産は日本国内でも盛んで、
飼育から製造まで国内で安定して
供給できる唯一の革製品です。
以前は、豚革の価値は低いと言われてきましたが
海外ブランドでも最近では多く使われるようになり
それに合わせて価値が上がってきています。
馬
馬の皮は非常に繊維構造が粗く
全体的に薄いため、牛革に比べて強度や厚みは落ちます。
ですがその分柔軟性に優れるので、衣類やソファなどに
よく使われています。
コードバン
農耕馬のお尻の部分の革のこと。
繊維が非常にキメ細やかで、硬く、強靭です。
1頭から採れるコードバンの量はごくわずかで
生産量が少ないため非常に高価です。
発見された経緯や希少性などから
革のダイヤモンド、革の宝石、幻の革
などといった異名があります。
山羊
表面に独特のシボ(しわ)が有る山羊革。
薄く柔らかいですが強度に優れているのが特徴です。
大人の山羊の革をゴートスキンと呼び
仔山羊の革はキッドスキンと呼ばれます。
ゴートスキンより更に薄く軽いので、
高級靴や手袋、衣類などに用いられています。
羊
薄くて柔らかく、キメが細かいのが特徴です。
ただ、繊維が粗く強度がないので
靴などには利用されません。生後1年以内のものはラムとも呼ばれます。
また、羊の毛皮をそのままなめし、毛を伸ばし、
染色を施したものはムートンと呼ばれ
コートなどの衣料品に使われています。
ムートンのコート、って言われるとなんだか
聞いたことありますよね!
鹿
柔らかで手触りがよく
耐水性に優れるといった特徴を持っています。
日本でも昔から使われてきた革で、
武具や衣類に用いられてきました。
また、植物油でなめしたものはセーム革と呼ばれ、
水分を吸収しやすいながらも硬くならず
伸びても元に戻るという性質があります。
弓道などで使う
かけと呼ばれる道具にも
鹿の革が使われています。
鰐
背の部分をカットし腹部の独特のウロコ模様
「腹鱗板」を活かした「腹ワニ」と
背の大きなウロコを活かした
「背ワニ」の二つがあります。
独特の表情があり、ベルトや時計バンド、サイフ
などといった小物類や婦人もののバッグに
よく使用されています。
同じ爬虫類で言えば
トカゲ等も革製品としてよく使われます。
蛇
全身に美しい斑紋のあるニシキヘビが
主に利用される革です。
中でも菱形の模様をもった
ダイヤモンドパイソンの人気が高いです。
陸の蛇だけでなく海ヘビやコブラなどのスネーク類も
ウロコ模様の違いに応じて活用されており
ファッション性の高い製品に使われています。
ガイアが俺にもっと輝けと囁いている。
革のお手入れ
さて、では大切な革製品を長く使っていくためには
どんな手入れが必要なんでしょうか。
難しいことは何一つないので
一つずつやっていきましょう。
手入れをするタイミングは
触ったときに革がなんだかがさついているなー?
と感じたら。
人間の皮膚と一緒で保湿が足りないと
ガサついちゃうんです。
必要な物
ブラシ
革専用のオイル
オイル用の布 一枚
乾拭き用の布 一枚
とこれだけです。
手順
1.まずはブラシでほこりを取り除きます。
2.オイル用の布にオイルを小指の先程度つけたら
手早く薄く塗り広げます。
3.最後に軽く乾拭きして、余分なクリームを拭き取ります。
4.あとはクリームがなじむまで放置するだけ!
とこれだけになります。
革靴などを日常的に手入れしている人にとっては
当たり前という感じでしょうか。
革が使われる製品
革を使った商品には多種多様な物があります。
その中から代表的な物をいくつかピックアップします。
靴
革製品と言われてやはり真っ先に出てくるのは
革靴
ではないでしょうか。
働く男性の必須アイテム!という感じですかね。
最近では価格の抑えられた合皮の物なども多く
出回っているので、履きつぶすから~と
あえて安い物にする人も多いのでは。
しかしこういう言葉もあります。
「おしゃれは足元から」
靴が汚れもなく足元が清潔できちっとしてる人は
好印象ですから、勝負靴として
一足は持っておきたいですね!(笑)
革は湿気に弱く
靴の中は足の湿気が非常にこもりやすいので
一日履いたあとの靴は
2~3日ほど間をあけてあげると
毎日履くよりもずっと長持ちします。
これは革靴以外の靴にも言えることなので
参考にしてくださいね。
お気に入りだからって毎日
同じのを履いちゃすぐにダメになっちゃうぞ!!
鞄
味が出てくる、という点では鞄もですね。
革の鞄は手入れさえしてあげれば何年も使えます。
ビジネスバッグからボストンバッグなどまで
様々な物があって悩ましいです。
僕はこんな感じの大きめな牛革のトートバッグを
愛用しています。
ちなみにランドセルも元々は馬のコードバンや牛革で
作られた物でしたが最近ではクラリーノと呼ばれる
人工皮革の物が最近では主流となってきています。
もちろん、メリットも多く
軽量
型崩れしにくい
手入れが簡単
デザイン(色)が豊富
価格も手ごろ
というのがあります。
やはりコードバンや良い牛革の物に比べると
高級感はありませんが、子供達にとって一番大事なのは
軽さと手間の掛からなさ、なんでしょうかね(笑)
小物類
キーケースや財布、名刺入れなど
身の回りのこまごまとした物にも革製品は
使われています。
頻繁に触れる機会が多く
その分汚れなども付きやすい小物類ですが
その分自分と一緒に過ごしてきたという
相棒感はひとしおです。
約10年使ってきた僕の靴ベラキーホルダーです。
まぁ靴ベラとして使ったことはほぼない
ただのお飾りですが、良い風合いでしょう?(笑)
革製品を扱うお店
個人的にお世話になっているお店も含む
おすすめのお店をいくつか紹介します。
言わずと知れたランドセルの老舗。
と言っても、ランドセル作りから
始まったというだけで今では
ビジネスバッグから財布や小物に至るまで
様々な物を作っておられます。
実直で普遍的なデザインは
誰が使っても様になります。
価格は少し張りますが
それに見合う価値のあるブランドです。
日本製の財布や鞄ブランドの中で
ひときわ高い知名度を誇るのがポーター。
意外に日本のブランドだということを
知らない人も多いのかもしれませんね。
ベーシックなデザインの物から個性的なものまで
数多くそろっています。
特に20代などの若い世代に人気がありますね。
ジャパンメイドにこだわっていて
高品質ながらも手に取りやすいリーズナブルな
アイテムが数多くあるのも特徴です。
独特で魅力的なグラデーションカラーが
重厚感をかもしだす人気ブランド。
この独創的で個性的なカラーリングには
一目見た瞬間、目を奪われること間違いなしです。
ユハクという名前での歴史は2009年から
まだまだ若いブランドですが
どんどん人気がでてきており
今では有名百貨店などでも取り扱われているようです。
僕も次のお財布はここにしたい(笑)
神戸元町の中華街近くでお店をやられている
Atelier K...+j(アトリエK)さん。
個人的に何度もお邪魔させていただいています。
女の子が喜ぶようなカラフルでかわいらしい
革小物がたくさん置いてあります。
小さな小さな靴のキーホルダーなんかもあって
アリスの世界に迷い込んだような
気持ちになりますよ。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
革製品の魅力が少しでも伝わったかと思います。
同じ商品を持っていても、長年使うことで
自分だけの味が出る。
なんともロマンあふれる魅力があるのが
『革』
ですね!!
ではでは。
さこっちゃんでした。
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